大手企業が目をつける産業で視野を広げる
この記事はAdventカレンダー12月12日の記事です。
はじめに
個人的に視野を広げられた体験を元に、この記事を書いています。
多少の偏見があるかもしれませんが、何かのお役に立てていただけると幸いでございます。
キーとなったイベントについて「CEATECJapan」
今年10月にCEATECJapan2017で出展者として参加させていただきました。
様々な大手企業が参加していて、とてもいい刺激になりました。
そもそもCEATECJapanでは、社会やライフスタイルに溶け込む最新のIT技術を展示するイベントで、大中小企業関わらず様々な展示がなされていました。
※展示されたエリアの詳細
特に目立っていた展示は、IoTデバイスや可視化の分野や映像解析などをどの企業も使用していたように見受けられました。
また、VRデバイスや立体に表示出来るディスプレイ(Nintendo3DSのような感覚)などがとても目立っていたように感じます。
いままでとの違い
Web業界では
私は大阪の様々なイベントに参加して、少なくともWeb業界の一面を見てきたと思っています。
Web業界やシステム部門では基本的にプログラミングで完結することが多く、デバイスや家電などの身近な製品とはあまりかかわらず、対人に対してのソリューションの提供が多いと思います。
それ故に、ソリューション案さえ確立すればどの企業でも参入することが可能な業界なのかなと感じています。
また、ビッグデータなどの必要なデータを集めるにはリソースが足りず、別企業の力を借りなければやっていけないと言った状況もあると思います。
ビッグデータや人工知能が行われているデータをAPIとして提供されて初めてソリューション案を出せる。という状況だと、APIを提供している側に左右される形にならざるを得ません。
逆に、データの可視化をするには必要不可欠となっており、しっかりと連携をしていると確実に必要になる存在になれるのでは無いでしょうか。
CEATECJapanでは
一方、CEATECJapanのようなライフスタイルに溶け込むIT技術では、システムやWebはデータを可視化するディスプレイに過ぎず、基本的にはデバイスの差別化やユーザの溶け込みやすさが重要視されていました。
近年はWeb業界でもAIや人工知能などが注目をあびており、それについてはデバイスを販売している企業も注目していました。
中には、大きな工場機器を制作している会社などがIT部門を立ち上げ、解析などを手がけるようになっていた企業もありました。
デバイス制作を行っている企業は、可視化が必須です。
可視化にはやはり最近の主流のWebアプリケーションが採用されており、ここでも必要不可欠な存在として目に入ります
まとめ
デバイス → データ蓄積 → データ解析 → 可視化
この流れが最近の流行り... といったところでしょうか。
※イメージ図
様々な企業が連携して、こういった流れの製品が出来上がっていく事が想像できます。
IoTを行うには、個人プレーではなく多くの企業が参入し協力して実現していかなければなりません。
IoTに限らず、そういった多くの企業の参入が実現できれば、
第4次産業革命
もそう遠くでは無いと思っています。
大手企業が注目していた分野
大手企業が特に注目していた分野を複数挙げます。
- AI、人工知能 (ロボットを含む)
- VR(バーチャルリアリティ)
- 多機能センサ、既存製品の小型化、高解像度ディスプレイ、ドローン
上記に挙げた分野が特に注目されていたと感じました。
特に、ITに疎い人でも知っている大手企業はこのような分野で競い合っている、、ように感じました。
視野が広がる瞬間
今までは個人でなんとでも出来る世界で、世の中の素晴らしいオープンAPIを使えば、大抵の望みは叶えられました。
ですが、企業が関わってくるとどうでしょうか。
大きな企業であればあるほど、その企業が差別化をしている分野を使用して製品を開発することが出来ます。
昔から手がけているノウハウや、今まで培ってきた技術を簡単に達成できることは用意ではありません。
そういった技術が必要とされる大規模な製品は、人々にとって革命的なモノになるかもしれません。
ここではWeb業界についてあまり触れていませんでしたが、どのIT企業でもこれが言えると思います。
CEATECJapanを通じて、様々な革命の瞬間を目の当たりにした時、小さな世界しか見えていなかった自分にはとても刺激的でした。
まとめ
IT企業は、技術連携しつつも他との差別化を図らないといけないし、真似されないようにする部分と、真似をしてほしい部分の微妙なラインをしっかり確立しないと失敗に終わってしまうとても難しい業界なんだなと感じました。
オープンな世界に見えて、差別化をしないといけないいわゆるクローズな世界も少なからず存在するので、今後様々なモノを作り上げていく時はそういった観点を忘れないように心がけたいです。
最後に、この記事は偏見が多い場面もありますが、一情報として皆様のお役に立てればと思います。
あと、下手な日本語で申し訳ありません。